[ 環境・エネルギー ]

大阪ガス、ケトン体3HB素材を化粧品市場へ−皮膚細胞活性化

(2017/5/24 05:00)

  • 3HBを生成するため活用するハロモナス菌

大阪ガスはケトン体の一種である「(R)―3―ヒドロキシ酪酸」(3HB)素材を化粧品市場に投入する。3HBが老化した皮膚細胞において細胞の活性化や美白、保湿効果が期待できることを確認し、化粧品市場に活用できると判断した。アンチエイジング効果が期待できる材料として、主に高級化粧品向けを想定している。

大ガスは世界で初めてケトン体の皮膚アンチエイジング効果を発見した。自社の実験で3HBがコラーゲンを産生する酵素を活性化し、老化した線維芽細胞のエネルギーとコラーゲン産生量を増やすことを突き止めた。

3HBでコラーゲン自体の産生を促すため、サプリメントなどでコラーゲンを摂取するより高い効果が期待できるとみられる。また紫外線などの酸化ストレスにさらされる肌を保護する効果も期待できるという。近く化粧品原料で利用を検討する企業向けにサンプル出荷を始める。

大ガスと産業技術総合研究所は微生物のハロモナス菌で3HBを生成する発酵技術を共同開発した。同菌を用いて発酵、精製することで純度99%の3HBが低コストで生産できる。大ガスは1回当たり約1トンの量産にめどを付けた。

ケトン体は糖より分解が早く、代謝の促進などに働くと考えられ、関心が高まっている。大ガスは化粧品市場だけでなく食品など他市場にも3HB素材を提供していく。

(2017/5/24 05:00)

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