３Ｄプリンタープラットフォーム、仏ダッソーが日本含む140カ国で提供

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  会見する仏ダッソー・システムズのシャーレスＣＥＯ

仏ダッソー・システムズは６日、３Ｄプリンターによる製品造形の依頼主とメーカーをつなぐプラットフォームの提供を９月に始めると発表した。日本を含む約１４０カ国が対象になる。依頼主は製品情報をプラットフォーム上に掲載し、３Ｄプリンターによる作り手を海外からも募集できる仕組み。同日、都内で会見したベルナール・シャーレス最高経営責任者（ＣＥＯ）が明らかにした。

製品造形の依頼主は、プラットフォーム上でメーカーと品質やコストなどを交渉して製造を発注できる。生産設備がないベンチャー企業や、高度な加工機を持たない製造業者に対して３Ｄプリンターの活用を促進する狙いがある。

ダッソーのソフトウエア以外で作った設計データもサービスの対象とする。プライベートクラウドやモバイル端末からでも依頼ができる。

シャーレスＣＥＯは、「画面上でクリックして簡単に依頼できるシステムになる」と強調した。将来は製品デザインを依頼できるサービスなどへの拡張も検討するという。