点検・設備投資（２）“スマホ”向け好調、半導体・電子部品は積極化

スマートフォン市場の好調さを受けて半導体メーカー、電子部品メーカーは積極的な設備投資を進めている。情報サービスも需要拡大を背景に投資意欲は旺盛。電機大手は成長領域への戦略投資が鮮明だ。一方、設備投資額は安定しているが、ＯＡはプリンター分野の収益性低下、通信は国内ネットワーク事業の成熟化で効率化などがテーマになっている。

電機／成長領域に集中鮮明

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電機大手のうち設備投資額の見通しを公表していないシャープを除く５社の２０１７年度の設備投資計画は前年度比１１・６％増の１兆６９５０億円。成長領域への重点投資が鮮明だ。パナソニックは同５割超増の４７５０億円と大幅に積み増す。１８年度に売上高２兆円を目指す車載機器事業は１７年度から本格的な刈り取り期に入るが「引き続き投資フェーズ」（梅田博和役員）。米テスラ向けと中国・大連市の車...