北極圏ラプテフ海で初の油田−露ロスネフチが発見

【モスクワ＝ロイターＥＳ・時事】ロシア石油最大手ロスネフチは１８日、北部サハ共和国沖の北極圏ラプテフ海で油田を初めて発見したと発表した。

欧米の制裁下にあるロシアが、この海域での炭化水素系資源の探査で成果を挙げたことになる。ロスネフチとパートナー企業は、新たな地域からの生産を増やそうとする取り組みの一環として、向こう５年間でロシアの海洋エネルギー産業開発に４８００億ルーブル（約８４億ドル）を投じる計画だ。

同社はロシア海洋開発で世界の石油大手数社との提携を目指したが、北極圏カラ海での米エクソンモービルとの提携は欧米の対ロ制裁の実施を受けて２０１４年に中断した。