ロボ導入実証、経産省が補助対象拡大 一般社会での活用加速

経済産業省は、ロボット導入関連費用の一部を補助する「ロボット導入実証事業」を刷新する。補助対象にシステム構築（ＳＩ）企業との連携、公共空間でのロボット活用の２項目を追加し、全３項目で実施する。ＳＩ育成や一般社会へのロボット導入など、重点分野を明確化する。２６日に公募を開始し、９月上旬をめどに採択する予定。ロボット利活用の促進などを通じ、労働生産性の伸び率で２０２０年に年間２％以上を目指す。

３項目とも３０００万円を上限に必要経費を補助する。新設２項目のうち「コスト削減に向けたＳＩプロセス実証事業」はＳＩ企業と密に連携して進める産業用ロボットの導入案件が対象。経産省が策定したＳＩ企業とユーザーの取引に関する指針「ＲＩＰＳ（リップス）」に沿うことを条件とする。

同時に新設する「公共空間におけるロボット社会実装プロジェクト」では市街地、空港、ホテルなどでのロボット導入案件を想定。ロボット革命...