[ ICT ]
(2017/6/28 07:00)
(ブルームバーグ)ランサムウエア「ワナクライ」に似た新たなサイバー攻撃が欧州各地に広がっている。ロシアの国営石油会社ロスネフチ、デンマークの海運複合企業APモラー・マースクなどの大企業が被害を受けたほか、ウクライナでは政府システムが混乱した。
今回のウイルスは「ペーチャ」と呼ばれる。モスクワを拠点にするサイバーセキュリティー会社グループIBによると、ロシアとウクライナの企業80社以上がペーチャに感染した。
感染するとコンピューターが作動しなくなり、300ドル(約3万4000円)を仮想通貨で払い込むよう要求される。通信や小売企業でも影響が出ており、5月に猛威を振るったワナクライと似た広がり方を見せていると、グループIBは指摘した。
原題: New Cyberattack Spreads Across Europe, Hits Rosneft, Maersk (1)(抜粋)
(2017/6/28 07:00)