アナログ時計をスマートウオッチ化−ソニー、電子マネー機能搭載レザーバンド

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ソニーは３日、電子マネー機能を搭載した腕時計用レザーバンド「ｗｅｎａ　ｗｒｉｓｔ　ｌｅａｔｈｅｒ（ウェナリストレザー）＝写真」を１２月下旬に計７種類発売すると発表した。充電が不要なほか、スマートフォンと連携せずに利用できる。バンド幅は１８ミリ、２０ミリ、２２ミリメートルの３種類を用意したほか、色は黒、茶、赤、白の４種類から選べる。価格は８３８０円（消費税抜き）。

同日、ソニーの電子商取引（ＥＣ）サイトで販売予約の受け付けを始めた。電子マネーの「楽天エディ」に対応する。時刻を表示するヘッド部分と組み合わせることで、さまざまなデザインを楽しめる。

超小型の非接触型ＩＣ技術「フェリカ」モジュールを新開発し、細いバンドにも組み込めるようにした。また、手首に巻き付けた際に最も通信特性が安定するよう、フレキシブル基板の形状を工夫した。

ウェナリストはバンド部分に通信アンテナや活動センサーなどを盛り込むことで、腕時計に機能を持たせられる。手持ちのヘッドと組み合わせることで、機械式や電波式など、さまざまなタイプの腕時計を簡単にスマートウオッチ化できる。

今後は海外展開も視野に入れる。会見したソニーの對馬哲平統括課長は「日本発のスマートウオッチとして、グローバルの大手企業にも対抗できるようにしたい」と意気込んだ。