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[ トピックス ]
(2017/7/5 05:00)
関心高まる「アニーリング方式」/「ゲート方式」と切磋琢磨
人工知能(AI)の性能を飛躍的に高めるとされる量子コンピューター。かつては「夢の計算機」と言われたが、2011年にカナダのディーウェーブ・システムズが商用化し、米グーグルや米航空宇宙局(NASA)などが相次ぎ導入して話題となった。世界では今、どのような開発競争が繰り広げられているのか。(藤木信穂)
無数の選択肢から最適解
現在のコンピューターは「0(オフ)」か「1(オン)」の2進法を使って計算する。そこでは必ず0か1のいずれかの値を取る。これに対して量子コンピューターは、量子力学の法則に基づく「0」と「1」の重ね合わせの状態を情報処理の基本単位(量子ビット)として計算する。大規模並列計算が可能なため、スーパーコンピューターをはるかにしのぐ能力を持つ...
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(2017/7/5 05:00)
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