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[ エレクトロニクス ]
(2017/7/6 05:00)
富士通は九州大学情報基盤研究開発センターから、2000台を超えるサーバー群で構成するスーパーコンピューターシステムを受注した。システムの総理論演算性能は約10ペタフロップス(ペタは1000兆、フロップスは浮動小数点演算性能)と、国内トップクラスの性能となる予定。
心臓部は、米インテル製プロセッサー「ジーオン・スケーラブル・ファミリー」を搭載した2128台の富士通製サーバーで構成する。高速インターコネクト技術「EDRインフィニバンド」でサーバー群を相互に接続することで、高い並列演算性能と可用性を実現する。10月から順次稼働する。
九州大の情報基盤研究開発センターは、新システムを学際大規模情報基盤共同利用・共同研究拠点「JHPCN」や、スパコン「京」と全国の大学や研究所などに設置されている主要なスパコンをネットワークで結び付けて活用する「HPCI」などで利用する。学内外の利用者に広く提供することで、国内の学術研究の基盤強化や人工知能(AI)などを取り入れた新たな学術研究に貢献する。
(2017/7/6 05:00)