[ 機械 ]
(2017/7/12 05:00)
フランス電力公社(EDF)は、経営再建中の仏原子力大手アレバから買収する原子炉事業会社「ニューNP」について、三菱重工業など2社と出資参画で合意した。三菱重工は株式の15%を取得する方向で検討に入ったが、出資比率を最大19・5%まで引き上げる可能性もある。ニューNPの買収総額は約25億ユーロ(約3253億円)で、出資手続きは2017年末の完了を目指す。
ニューNPは、経営不振のアレバが原子炉事業を切り出して設立する新会社。原子炉の設計や機器製造、サービスなどを手がける。EDFは16年11月に、株式の51―75%を取得することでアレバと合意していた。三菱重工も今回、出資参画に調印したが、「最終的な出資比率は今後詰める」(広報部)としている。三菱重工とともに、仏エンジニアリング大手「アシステム」が5%を出資する。
(2017/7/12 05:00)