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[ 医療・健康・食品 ]
(2017/7/20 05:00)
富士フイルムはアルツハイマー型認知症(AD)治療薬「T―817MA(開発コード)」について、2021年度をめどに発売したい考えをあらためて示した。今後の開発では、AD薬に明るいパートナー企業と協業する方針。このほど終了した米国第2相臨床試験のデータをもとに交渉を進め、17年度中にも相手を見つける。
19日に米国第2相臨床試験の結果を発表した。同試験では、認知機能を評価する尺度である「ADAS―cog(エーダスコグ)」を主要評価項目に設定。患者全体については、統計学的に有意な有効性は示せなかった。ただ、ADと診断されてから投薬を始めるまでの期間が2・6年以内の患者群においては、偽薬投与群に対して認知機能低下の進行抑制が認められた。
富士フイルムの伴寿一執行役員医薬品事業部長は、今後の開発について「パートナーと協業していく中で、T―817MAの特徴を最大限に生かせる患者集団を選定していきたい」と述べた。
(2017/7/20 05:00)
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