[ ICT ]
(2017/7/20 18:00)
ラックは東京都千代田区の本社に設置したセキュリティー監視センター「JSOC(ジェイソック)」を7年ぶりに一新し、20日に稼働を開始した。東京五輪・パラリンピックなどを控え、激増するサイバー攻撃に対する需要が拡大すると見られることから、セキュリティー監視体制の強化を図る。
監視や分析を行うスタッフの精神面の軽減と、業務効率の向上が狙い。それまでのダークな雰囲気から、ホワイトハッカーをイメージした白を基調とする内装デザインに変更。延べ床面積を約2倍に広げ、一人あたりの占有面積も5.4平方メートルから7.0平方メートルに30%拡張した。
同社の西本逸郎社長は「5月に起きた『ワナクライ』によるサイバー攻撃は、実は日本でもまだ沈静化していない。われわれも常に進化していかなければならず、これからも日本のサイバーセキュリティーや産業を下支えしていく」と抱負を語った。
ラックではこれを機に、より多くの人たちにサイバーセキュリティー対策の重要性を理解してもらえるよう、JSOCの無料見学ツアーを毎月第2水曜日の午後に実施する(事前登録制)。
(2017/7/20 18:00)