[ ロボット ]

【電子版】中国がAI発展計画、経済の新たなけん引役に位置付け 30年に16兆円産業へ

(2017/7/23 10:00)

  • PwCによれば、2030年にはAIが中国経済を26.1%(7兆ドル)押し上げるという(PwCの報告書から)

  • アクセンチュアのレポートでは、AIにより2035年の中国の経済成長率が6.3%から7.9%に1.6ポイント押し上げられる。同じく米国は2.6%から4.6%に、日本も0.8%から2.7%にそれぞれ増加が見込まれる(アクセンチュアの報告書から)

中国が人工知能(AI)を経済の新たなけん引役にする国家目標を打ち出した。20日に国務院が通達した初の「次世代AI発展計画」で、2030年までに人工知能(AI)の理論、技術および応用面で世界をリードすると同時に、1兆元(約16兆5000億円)規模のAI産業形成を狙うとしている。

現在の市場規模は明らかにしていないが、同計画によれば、2020年には1500億元(2兆4750億円)を超える市場規模が見込まれ、25年にはその倍以上となる4000億元のAI産業を目標にする。

計画の中で重点発展分野に挙げたのは、AIのソフトウエアおよびハードウエア、知能ロボット・自動車、仮想現実(VR)、拡張現実(AR)など。その上で、大学や研究機関と企業、軍による研究連携、AI専門家や科学者の育成、それに認知科学や心理学、数学、経済学など既存の学問とAIとの学際研究の推進も求めた。

中国・華東政法大学の高奇琦教授は人民日報社のニュースサイト、人民網(日本語版)の記事の中で、AIについて中国には巨大な応用市場が存在し、大量のデータ収集・蓄積が可能なことと、世界上位にある科学研究の強みがAIの技術開発でも有利に働くと指摘した。

一方で、6月末には大手コンサルティング会社のPwCが、AIの普及により、世界のGDPが2030年には14%(15.7兆ドル)押し上げられるとの報告書を発表した。

生産性の向上や個人向けにフィットした製品・サービスによる需要拡大などがその要因。そのうち最も恩恵を受ける国として中国を挙げ、2030年にはAIが中国経済を26%押し上げる効果をもたらすとした。それに次ぐ受益国は2030年に14.5%のGDP増加が見込まれる米国で、この2カ国で全体の増加分の70%近くを占めるという。

(2017/7/23 10:00)

関連リンク

おすすめコンテンツ

実務に役立つ 
食品分析の前処理と実際

実務に役立つ 食品分析の前処理と実際

図面って、どない読むねん!LEVEL 00 第2版
―現場設計者が教える図面を読みとるテクニック―

図面って、どない読むねん!LEVEL 00 第2版 ―現場設計者が教える図面を読みとるテクニック―

設計者は図面で語れ! 
ケーススタディで理解する幾何公差入門
公差設計をきちんと行うための勘どころ

設計者は図面で語れ! ケーススタディで理解する幾何公差入門 公差設計をきちんと行うための勘どころ

実践!モジュラー設計
新規図面をゼロにして、設計の精度・効率を向上させる

実践!モジュラー設計 新規図面をゼロにして、設計の精度・効率を向上させる

図解よくわかる植物細胞工学
タンパク質操作で広がるバイオテクノロジー

図解よくわかる植物細胞工学 タンパク質操作で広がるバイオテクノロジー

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

Journagram→ Journagramとは

PR

ご存知ですか?記事のご利用について

カレンダーから探す

閲覧ランキング
  • 今日
  • 今週

ソーシャルメディア

日刊工業新聞社トピックス

セミナースケジュール

イベントスケジュール

PR

おすすめの本・雑誌・DVD

ニュースイッチ

企業リリース Powered by PR TIMES

大規模自然災害時の臨時ID発行はこちら

日刊工業新聞社関連サイト・サービス

マイクリップ機能は会員限定サービスです。

有料購読会員は最大300件、無料登録会員は最大30件の記事を保存することができます。

会員登録/ログイン

このサイトでは、アクセス状況の把握や広告配信などのためにクッキー(Cookie)を使用してしています。このバナーを閉じるか閲覧を継続した場合、クッキーの使用に同意したこととさせていただきます。なお、クッキーの設定や使用の詳細についてはプライバシーポリシーページをご覧ください。

閉じる