成田空港、旅客10億人 78年開港、日本の表玄関万全に

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１９７８年に開港した成田国際空港の航空旅客数が累計１０億人を突破した。記念式典（写真）で夏目誠成田国際空港（ＮＡＡ）社長は感謝を述べ、「東京五輪・パラリンピックに向け、日本が世界に誇るおもてなしで迎える表玄関として万全の体制を整える」と意気込んだ。

訪日外国人客の急増などで８億人から９億人達成にかかった期間より３カ月短い２年７カ月で１０億人達成となった。航空機発着回数も１７年上期（１―６月速報値）は前年同期比４％増の１２万３５３３回と過去最高を更新。従来より早いペースで増加を続け、滑走路新設などの議論も進む。夏目社長は「機能強化は成田国際空港の２０年、３０年先の姿を決定付ける。空港づくりは地域づくりという思いを胸に着実に取り組んでいきたい」と述べた。

１０億人目の旅客はシカゴへ向かう米国人女性。「日本は大好きで数えられないほど来ている。驚いたし、とてもうれしい」と流ちょうな日本語で語った。（千葉）