第３次安倍改造内閣／実力本位、経済最優先−首相、“原点”を強調

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  第３次改造内閣の閣僚ら（首相官邸＝３日夜）

第３次安倍第３次改造内閣が３日発足した。同日夜に記者会見した安倍晋三首相は「結果重視、仕事第一、実力本位の内閣だ。５年前の原点に立ち返る」と述べた。最優先課題の経済政策実行に向け、経済再生相に前自民党政調会長の茂木敏充氏（６１）を充てた。

茂木氏は新設ポストの「人づくり革命」担当を兼務。麻生太郎副総理兼財務相（７６）、世耕弘成経済産業相（５４）とともに、デフレ脱却に向けた経済政策を実行していく構えとした。

改造内閣では、麻生氏、菅義偉官房長官（６８）、世耕氏ら政権中枢メンバーを続投させる一方、安倍首相と距離を置く野田聖子元郵政相（５６）を総務相に起用するなど挙党態勢を意識した布陣となった。

学校法人「加計学園」問題に揺れる文部科学相には林芳正元農林水産相（５６）を充てた。閣僚経験者は計１３人で、安定した政権運営にも配慮した。

秋の臨時国会に提出予...