タカタ、米で破産法申請−欠陥エアバッグ訴訟の停止図る

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【ワシントン＝ロイターＥＳ・時事】欠陥エアバッグのリコール（回収・無償修理）問題で経営破綻したタカタは９日、米デラウェア州の破産裁判所に、国際破産に関する連邦破産法１５条の適用を申請し、同社に対する訴訟の停止を図った。

タカタの米国法人ＴＫホールディングスは６月、日本の本社の経営破綻に合わせて連邦破産法第１１条（日本の民事再生法に相当）の適用を申請。欠陥エアバッグに関連して自動車メーカーによる訴訟の中断を図った。トヨタ自動車など主要メーカーはタカタ側を支持し、訴訟の６カ月先送りに同意した。１５条申請はタカタ本体に対しても訴訟の停止を求めるもの。裁判所への提出文書によると、タカタは１５条申請が「事業と数万人規模の雇用保護、世界中のドライバーの安全を確保する重要な部品に対する提携先のアクセスを継続するため」に決定的に重要だとしている。