[ 科学技術・大学 ]

群馬大、疾患モデルマウスを1カ月で作成

(2017/8/14 05:00)

  • 条件付きノックアウトマウス作製におけるCRISPR/Casゲノム編集技術を用いる従来法と新規法の比較(群馬大 提供)

群馬大学生体調節研究所の畑田出穂教授らは、遺伝子を効率的に改変できる技術「ゲノム編集」を応用し、疾患モデルマウスを最短1カ月程度で作成する手法を開発した。従来手法で1―2年かかっていた作成期間が大幅に短縮できる。また染色体欠失がほとんど起きず、目的のマウスを効率的に得られる。病態解明や創薬への応用が期待される。成果は英電子版科学誌サイエンティフィック・リポーツに掲載された。

ノックアウトマウス作成では、改変したい遺伝子の両端に組み換え酵素が認識する領域(loxP)を入れ込む。新しい「2ステップ法」では、エクソン両端を片側ずつ切断するため染色体欠失が起きにくく、loxPの導入効率が改善した。

(2017/8/14 05:00)

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