[ エレクトロニクス ]

深層断面/東芝、前期有報ようやく提出−残る懸案「メモリ売却」

(2017/8/11 05:00)

  • ひとまず危機を脱した東芝

「東芝が米原子力発電事業の巨額損失を発生源とする会計不信の連鎖をようやく断ち切った。10日、2017年3月期連結決算を正式発表し、監査法人の「限定付き適正意見」の付いた有価証券報告書(有報)を提出。お墨付きを得た格好で、上場廃止の危機はひとまず後退した。ただ東芝は17年3月期末に債務超過に陥っており、2期連続となれば上場廃止となる。半導体メモリー事業を売却し債務超過から脱する計画だが、手続きは停滞している。(後藤信之、渡辺光太)

上場廃止は回避/内部管理体制の改善が急務

今の東芝には三つの経営課題がある。決算の正常化によりその一つが解決した」―。綱川智東芝社長は10日開いた決算で語った。17年3月期有報は「限定付き適正意見」。17年4―6月期の四半期報告書についても前年同期と比較する部分を除き適正という「限定付き結...

(残り:2,272文字/本文:2,672文字)

(2017/8/11 05:00)

※このニュースの記事本文は、会員登録 することでご覧いただけます。

Journagram→ Journagramとは

深層断面のニュース一覧

おすすめコンテンツ

電験三種 合格への厳選100問 第3版

電験三種 合格への厳選100問 第3版

シッカリ学べる!3DAモデルを使った「機械製図」の指示・活用方法

シッカリ学べる!3DAモデルを使った「機械製図」の指示・活用方法

技術士第一次試験「建設部門」受験必修キーワード700 第9版

技術士第一次試験「建設部門」受験必修キーワード700 第9版

モノづくり現場1年生の生産管理はじめてガイド

モノづくり現場1年生の生産管理はじめてガイド

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

ご存知ですか?記事のご利用について

カレンダーから探す

閲覧ランキング
  • 今日
  • 今週

ソーシャルメディア

電子版からのお知らせ

日刊工業新聞社トピックス

セミナースケジュール

イベントスケジュール

もっと見る

おすすめの本・雑誌・DVD

ニュースイッチ

企業リリース Powered by PR TIMES

大規模自然災害時の臨時ID発行はこちら

日刊工業新聞社関連サイト・サービス

マイクリップ機能は会員限定サービスです。

有料購読会員は最大300件の記事を保存することができます。

ログイン