【電子版】先週の注目記事は？（解説付き）

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■解説：できたよ ドラえもんハンド−柔軟性とグリップ力両立したロボットハンド実現へ（動画あり）（８/１６）

　対象物を挟んでつかんだり、あるいはエアなどで吸着したり。ロボットハンドでは実際に作業を行う先端部分（エンド・エフェクター）の器用さがカギになる。一方で、ベルギーのブリュッセル自由大学の研究チームが開発したのは、ソフトロボット向けのユニークなハンド（下記の写真および動画参照）。

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  ソフトロボットのハンドだと、アヒルのオモチャやオレンジ、トマトといった柔らかいモノでも掴みやすい Terryn et al., Sci. Robot. 2, eaan4268 (2017)

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  自己修復エラストマーで作ったエア駆動の（ＡとＤ）ハンド、（Ｂ）グリッパー、（Ｃ）人工筋肉　Terryn et al., Sci. Robot. 2, eaan4268 (2017)

　ロボットハンドやグリッパーで実際に対象物に接する部分に特殊なエラストマーを採用し、とがった物体などでハンドが傷ついても自己修復するようにした。刃物で傷をつけても８０度Cの環境に置いておくと２０～４０分で元通りにくっつき、切った痕がほとんど分からなくなるという。８月１６日付のサイエンス・ロボティクス誌に論文が発表された。

　ぶつかっても壊れにくく、ぶつかった相手にも被害を及ぼしにくいソフトロボティクスが脚光を浴びる中で、長持ちし環境にも優しいソフトロボットへの応用が期待される。

【Increasing the Life Span of Soft Robotics with Self-Healing Material （サイエンス/AAAS提供）】