アウディ、取締役７人中４人を入れ替え 現社長は留任

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  シュタードラー社長（ブルームバーグ）

【フランクフルト＝時事】独自動車大手フォルクスワーゲン（ＶＷ）の高級車子会社アウディは２８日、取締役７人のうち４人を９月１日付で入れ替える人事を発表した。ミュラー監査役会会長は「アウディのこれまでのポジティブな発展に貢献した」と４人をねぎらう一方、首脳部の大半を変更することについて「社の将来の成功への条件が整った」と説明した。

辞任するのはシュトロートベック（財務担当）、ワルトル（生産担当）、ジギ（人事担当）、フォッゲンライター（販売担当）の４取締役。後任はいずれもＶＷグループ出身のアレクサンダー・ザイツ氏（５５）、ペーター・ケースラー氏（５８）、ウェンデリン・ゲーベル氏（５３）、ブラム・ショート氏（５６）。

一方、ＶＷの排ガス不正問題の発覚以降、度々解任がうわさされたシュタードラー社長は現職に留まる。社長は今回の人事について、「監査役会とともに現状を厳しい目で見直すことが非常に重要だった」と述べた。