中国の再生エネ発電、全発電能力の35％に

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  （ブルームバーグ）

【上海＝時事】中国の再生可能エネルギーの発電能力が２０１６年末時点で５億７０００万キロワットに達し、全発電能力の３５％を占めることが分かった。水力、風力、太陽光の発電能力はいずれも世界一に立ったという。中国共産党機関紙、人民日報が２９日までに報じた。

それによると、過去約５年間で、水力の発電能力は８３００万キロワット増加。風力の発電能力は１６年末時点で８７５８万キロワットと、石炭火力、水力に次ぐ第三の電源に育った。また、太陽光の発電能力も昨年までの４年間、年１０００万キロワットを超えるペースで拡大。１６年末の発電能力は７７４２万キロワットに達したという。

中国当局はこのほか、原子力発電の増強にも力を入れている。２０年末時点で、発電能力を５８００万キロワットに引き上げるとともに、３０００万キロワット相当の原発建設に着手している計画で、今後数年間は原発の建設ラッシュを迎える見通しだ。