[ 地域経済 ]

愛知県、MICE誘致強化−国際展示場着工、19年9月開業へ

(2017/9/4 05:00)

  • 19年9月に開業する愛知県国際展示場のイメージ(愛知県提供)

【名古屋】愛知県は「愛知県国際展示場」を中部国際空港島(愛知県常滑市)で着工した。2019年9月に開業する予定。展示スペースは約6万平方メートルで、約3万4000平方メートルと現在中部地区最大のポートメッセなごや(名古屋市港区)の2倍近い。新規の展示会や大型会議の誘致が成否のカギを握る。

運営は公共施設等運営権(コンセッション)方式で民間に委ねる。愛知県が全国に先駆け16年10月から有料道路で採用し、公共施設の有効活用に大村秀章知事も自信を持つ手法だ。7月の展示場の募集要項説明会には49社・団体が参加し、注目度は高い。12月にも運営事業者を決定し契約する計画だ。

大きな収容能力を生かし切れるかは未知数だ。愛知県が想定する平均稼働率は業界で標準的な25%。採算には新規の大規模な展示会や国際会議の誘致が欠かせない。

名古屋市の中心部から遠距離なのも不安材料だ。名古屋駅からの距離はポートメッセなごやの約15キロメートルに対し約39キロメートル。公共交通機関の所要時間はほぼ同じだが、来場者の交通費の負担増を懸念する声もある。

これに対し県は運営費抑制に施設の仕様を工夫。料金基準を他の主要な大規模展示場の6割に抑えた。海外からの出展に関税や消費税を課さない常設の保税施設とし、主催者の利便性も高める。

運営事業者の決定に先立ち、県は独自のPR活動を始めている。担当6人で分担し全国の主要な展示会事業者や業界団体を訪問済み。中部地区初の新規展示会などの予約も獲得した。20年東京五輪・パラリンピック関連でふさがる首都圏施設の代替需要も見込み、アピールの好機とする。

海外へのPRに、アジアや北米での展示会場関連見本市への出展も検討中。また国際会議・展示会(MICE)の誘致を強化、カジノを含む総合型リゾート(IR)の空港島への整備も検討するなど空港島全体の集客力向上にも取り組む。

(2017/9/4 05:00)

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