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[ 化学・金属・繊維 ]
(2017/9/8 05:00)
宮田毛織工業(愛知県一宮市、宮田智司社長、0586・77・1668)の3種類の糸で編んだ生地「クラウンパイル=写真」が業界内で注目の的となっている。2種類はあったが3種類の糸を同時に編んだ生地は業界初という。衣服のトップスなど向けで、より複雑な模様を表現できる。4月に生地の見本市で発表して以降、約300反を受注した。
福原精機製作所(神戸市西区)製の丸編み機で実現した。両社で意見を出し合い開発した特注機。宮田毛織は1月に導入後、良質な生地ができる糸の種類を研究。4カ月かけて天竺(てんじく)、メッシュ、パイルの組み合わせに行き着いた。
殺到する注文に応じるため11月に特注機を追加導入する計画。「ウールを組み合わす生地もつくりたい」(佐竹一徳ニット商品企画室長)と商品群拡大にも意欲を燃やす。(名古屋)
(2017/9/8 05:00)
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