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[ 環境・エネルギー ]
(2017/9/8 05:00)
三菱マテリアルは使用済み車載用リチウムイオン二次電池(LIB)を広域的に再資源化する仕組みの構築に乗り出す。9月中にも輸送の安全性や経済性の検証を始める。LIBは引火性のある有機溶剤を含み、大量保管する場合は消防法令に沿った安全対策が必要になる。ハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)の普及で使用済み電池は今後、増える見通し。全国の再資源化施設で広域的に処理する仕組みの必要性は高まっている。
実証には三菱マテリアル以外に非鉄金属リサイクルを手がける企業や、物流系のシステム開発会社も参加。大量の廃LIBを想定し、広域的に処理する仕組みを構築する。
参加企業の拠点がある栃木県から福岡県へ廃LIBを試験的に輸送し、保管場所や輸送経路、トラックの積み替え作業などを検証。安全面や費用面の課題を洗い出す。実証事業は環境省の支援を受けて実施し、2018年2月末...
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(2017/9/8 05:00)
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