[ ICT ]
(2017/9/7 19:30)
(ブルームバーグ)米IBMは、米マサチューセッツ工科大学(MIT)とともに人工知能(AI)研究所を設立し、10年間で2億4000万ドル(約260億円)を投じることを明らかにした。画期的な成果を生むための競争が高まる中、リソースの共有化を図る。
IBMの7日発表によれば、MIT・IBMワトソンAIラボは、4つの広い分野でのプロジェクトに資金を提供する。複雑な計算を取り扱うハードウエアの開発や、特定の業界におけるAI利用方法の研究などが含まれるという。
ワトソン製品などを含むコグニティブ・ソリューション・グループおよびリサーチ部門の責任者ジョン・ケリー氏は、IBMはこれまで長期的な研究に内部で取り組んできたものの、AIは極めて広範な領域であることから外部にも人材とアイデアを求めることが必要だと判断したと説明した。
ケリー氏は「画期的な成果を得て、IBMの製品に応用できるかどうか」を見極めるために研究所の調査を見守っていくと語った。
(2017/9/7 19:30)