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【電子版】ダイソンアワード発表、国内最優秀賞に東大グループのロボット義足(動画あり)

(2017/9/10 21:00)

  • 国内最優秀賞に選ばれたロボット義足の「SuKnee」(ジェームズダイソン財団提供)

ジェームズダイソン財団(日本事務局=東京都千代田区)は、問題解決のための優れたデザインエンジニアリング作品に与えられる今年の「ジェームズダイソンアワード2017」で、日本での国内最優秀賞など国内審査を通過した5作品を7日発表した。

国内最優秀賞に選ばれたのは、東京大学に在籍する孫小軍、菅井文仁、佐藤翔一の3氏による「SuKnee–障害者のモビリティを高めるロボット義足」。表彰式は11月ごろに行い、最優秀賞チームには賞金2000ポンド(約28万5000円)が贈られる。

SunKneeは、電動アシスト機能を持たせたロボット義足。ロボット技術と人間の筋肉を真似た独自のアクチュエーターを開発し、軽量・コンパクトな義足に仕上げた。膝から上を失った障がい者に対し、膝の屈伸や屈曲、脚の振り出し、いすからの起立、階段の上り下りをロボット義足が手助けする。転倒を防ぎ、疲れにくくする上、自然で安全な歩行ができるようになるという。

国内準優勝は東大大学院工学系研究科を修了し、現在豪州在住のベン・バーウィック氏による「Digital Garden」。集合住宅などの窓に取り付けるソーラーパネルのアイデアで、折り紙工学を応用した特殊な立体構造を持たせてある。

通常の太陽電池ではその表面で太陽光が反射され、約3分の2のエネルギーが無駄になっているという。それに対し、Dijital Gardenでは窓に入射する太陽光をソーラーパネルが吸収し発電すると同時に、そこからの反射光を折り紙の立体構造を生かして何度も反射させ、発電に再利用する。さらに、室内に取り込んだ反射光は照明にも使われる仕掛けだ。

Digital Garden from Ben Berwick on Vimeo.

3位から5位までの国内審査通過作品は以下の通り(敬称略)

【3位】~Cuboard~クローラユニットシステムを用いた雪上にて走行可能な小型モビリティ(寺嶋瑞仁、上脇優人、冨田青、パドロン・ファン=長岡技術科学大学およびCuboRex)【4位】Telewheelchair(橋爪智、鈴木一平、髙澤和希=筑波大学)【5位】ReverseCAVE: VRデバイドを解決するためのパースペクティブ共有技術 (石井 晃、鶴田真也、鈴木一平、中前秀太、皆川達也=筑波大学)

12回目となる今回のジェームズダイソンアワードでは、23カ国から1000を超える作品が集まったという。上記の国内選定5作品はほかの国の国内審査通過作品とともに第2次審査に進み、英ダイソン創業者のジェームズ・ダイソン氏による国際最終審査で国際最優秀賞を決定。10月26日に発表する。国際最優秀賞の受賞者にはトロフィーのほか、賞金3万ポンド(約435万円)と、受賞者が在籍あるいは卒業した教育機関に5000ポンド(約72万5000円)が寄付される。

(2017/9/10 21:00)

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