ＪＦＥスチールとブリヂストン、ダンパー共同開発 免震ゴムの減衰性能２割向上

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  ＪＦＥスチールとブリヂストンが共同開発した「間柱型粘弾性ダンパー」

ＪＦＥスチールとブリヂストンは、高性能な免震ゴムを使った建築構造物向けの制震装置（ダンパー）を共同開発した。

揺れを減衰させる働きが、従来の免震ゴムより２割程度高い新型のゴムを採用した。ＪＦＥスチール傘下の施工業者、ＪＦＥシビル（東京都台東区、藤井善英社長、０３・３８６４・３６７０）が取り扱う。費用は従来のダンパーと同等以下。初年度１億円の売り上げを目指す。

共同開発した制震装置「間柱型粘弾性ダンパー」は、ブリヂストンの免震ゴムを使った粘弾性体を３枚の鋼板の間に接着させてパネル状にした粘弾性ダンパーの上下を、ＪＦＥスチールのＨ形鋼ではさんだ構造。

建築物の梁（はり）と梁の間に設置し、地震の揺れを減衰させる。３月には粘弾性ダンパーで初めて、日本建築センターの評定を取得した。