[ その他 ]

【電子版】先週の注目記事は?(解説付き)

(2017/10/9 22:30)

■アクセスランキング・ベスト10(10/2~10/8)

1位 京セラ、リョービの電動工具事業買収 機械工具、多角化·グローバル展開強化

2位 JOLED、印刷式有機EL量産へ 約1000億円調達

3位 シーテックきょう開幕/「IoT」テーマ踏襲−課題解決型ビジネス訴求

4位 どうなる日本の科学·ノーベル賞受賞者に聞く(1)東大宇宙線研究所所長·梶田隆章氏

5位 アルツハイマー治療薬の治験失敗、阪大が原因特定 薬剤が逆効果

6位 「EVシフト」の実像(1)「環境規制」世界で強まる−EVが変える産業構造

7位 ノーベル賞受賞者から未来への提言、「学術研究」立て直す政策を

8位 スバル、EV新会社に技術者派遣 トヨタなどに合流検討

9位 JR東海、新型「N700S」を公開 先頭形状改善で環境性能を向上

10位 日立化成、200億円で協和メデックス買収 診断薬事業を強化

■解説:「EVシフト」の実像(1)「環境規制」世界で強まる−EVが変える産業構造(10/5)

 この間まで欧州で環境車と言えばディーゼル車だったが、2015年に米国で発覚した独フォルクスワーゲンの排ガス不正で電動化に一気に流れが変わった。電動化は大気汚染の解消にもつながり、設計・製造に高度なすり合わせ技術やノウハウが必要なガソリンエンジンがいらず、車自体をコモディティー化しやすいことから、中国では規制を通じて自国メーカーの育成にも役立てようとしている。つまりちゃぶ台返しで一石二鳥を狙うという戦略だ。

 内燃機関がなくなるわけではないが、中国という世界最大市場の規制が変わることで新規市場が生まれる一方、サプライチェーンに大きな変化が起こるのは確実。すでに世界の自動車部品大手は電動ベースの自動運転車の到来をにらみ、買収や提携でメガプレーヤーへの変貌を模索している。デンソーも電動化や自動運転向けの生産体制を整備するため、2020年までに米テネシー工場に1000億円を投資する方針を明らかにしたばかりだ。

 電動車は単に駆動源が代わるだけではない。車産業全体にパラダイムチェンジをもたらす。巨大市場・中国という目先の“ニンジン”効果もあるが、排ガス不正に揺れていたドイツ勢の変わり身の早さには見習うべき点もある。

(2017/10/9 22:30)

おすすめコンテンツ

電験三種 合格への厳選100問 第3版

電験三種 合格への厳選100問 第3版

シッカリ学べる!3DAモデルを使った「機械製図」の指示・活用方法

シッカリ学べる!3DAモデルを使った「機械製図」の指示・活用方法

技術士第一次試験「建設部門」受験必修キーワード700 第9版

技術士第一次試験「建設部門」受験必修キーワード700 第9版

モノづくり現場1年生の生産管理はじめてガイド

モノづくり現場1年生の生産管理はじめてガイド

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

Journagram→ Journagramとは

ご存知ですか?記事のご利用について

カレンダーから探す

閲覧ランキング
  • 今日
  • 今週

ソーシャルメディア

電子版からのお知らせ

日刊工業新聞社トピックス

セミナースケジュール

イベントスケジュール

もっと見る

PR

おすすめの本・雑誌・DVD

ニュースイッチ

企業リリース Powered by PR TIMES

大規模自然災害時の臨時ID発行はこちら

日刊工業新聞社関連サイト・サービス

マイクリップ機能は会員限定サービスです。

有料購読会員は最大300件の記事を保存することができます。

ログイン