[ 機械 ]
(2017/10/12 05:00)
日本工作機械工業会(日工会)が11日発表した9月の工作機械受注実績(速報値)は、前年同月比45・3%増の1493億9600万円と、統計開始の1963年以降の最高額になった。内需が同34・2%増の610億7000万円で27カ月ぶりに600億円を上回った。自動車を中心に「大手だけでなく、中小企業も投資に動いている」(日工会事務局)と規模、産業分野にかかわらず広く設備投資が進んだ。
従来の最高は、15年3月の1474億円だった。内需は8カ月連続プラス。トヨタ自動車の新しいプラットフォーム(車台)や内燃機関、変速機関連の設備投資が活発だったとみられ、18年まで継続するとの指摘がある。9月に限れば「半導体が目立った」(オークマ営業部)だけでなく、これまで軟調だった「航空機向けがあった」(牧野フライス製作所業務部)という。
外需は前年同月比54・1%増の883億2600万円で10カ月連続プラス。スマートフォンや自動車関連の大口受注が複数あったようだ。中国は「昨年末からの好調が続いている」(ツガミIR・広報課)ほか、「韓国向けの大型機など幅広い業界で需要があった」(東芝機械総務部)という。
(2017/10/12 05:00)
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