[ ICT ]
(2017/10/13 05:00)
【ニューヨーク=時事】ロイター通信は11日、ソフトバンクグループ子会社の米携帯電話4位スプリントと同3位TモバイルUSの合併案について、米司法省が反トラスト法(独占禁止法)に基づき、阻止に動く可能性があると報じた。ロイターが3人の関係者の話として伝えたもので、同省は米携帯市場の競争に影響が及ぶことを懸念しているという。
米携帯市場では近年、Tモバイルが積極的な販促策で首位ベライゾン・コミュニケーションズと2位AT&Tの顧客を奪うなど競争が激化し、スプリントを含む大手4社の料金は低下傾向にある。司法省は2社の合併で、こうした競争が阻害されることを警戒しているという。
報道によると、スプリントとTモバイルは9月末に合併の仮条件で合意し、10月末とみられる両社の四半期決算と同時に合併を発表する可能性がある。
(2017/10/13 05:00)