デンソー、25年度に売上高７兆円 電動化など４分野重点

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【名古屋】デンソーは３１日、２０２５年度に売上高７兆円、営業利益率１０％を目指す「２０２５年長期構想」を発表した。売上高は１７年度予想の５兆円から４０％増を掲げ、売上高営業利益率は同７・８％から２ポイント以上引き上げる。「電動化」「自動運転」「コネクテッドカー（つながる車）」、ＦＡ（工場自動化）や農業などの「非自動車事業」の４分野と経営改革の推進により達成を狙う。

デンソーはこれまで２０年度に売上高５兆円、売上高営業利益率は安定的に８％台を目標に設定していた。３１日に１７年度の業績予想を上方修正し、売上高５兆円の大台に目標より３年早く到達する見込みとなった。成長分野で積極的に事業展開し、収益拡大を進める。

車両視点で統合プラットフォームの開発体制を強化するほか、国内外での先端Ｒ＆Ｄ（研究開発）拠点の設置、本社のスリム化、地域自立経営、働き方改革などに取り組む。