ファナック、“最先端”壬生レーザー工場の完成披露式

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  完成披露式でのファナックの稲葉善治会（右端）と栃木県の福田富一知事（右から２人目）

ファナックは１日、壬生工場（栃木県壬生町）でレーザー発振器を生産する工場の完成披露式を開いた。稲葉善治会長は「自動化、ロボット化、ネットワーク化を進め、最先端工場として生産効率を最大限引き上げたい」と述べた。

壬生工場はコンピューター数値制御（ＣＮＣ）装置などＦＡ機器を生産する。同日に稼働したレーザー工場は６番目の工場で、生産能力はファイバーと二酸化炭素（ＣＯ２）レーザー発振器が、それぞれ月３２０台と同８０台。１階に古河電気工業との合弁会社が入り、半導体レーザーを生産する。レーザー発振器の生産能力は計月１００台ではじめ、同４００台には「２―３年くらいで」（同社幹部）達する見込み。これまでレーザー発振器は山梨県の本社工場で生産していたが壬生工場にすべて移管した。