[ 化学・金属・繊維 ]

アスターなど、300度C耐熱コイル 19年度量産化

(2017/11/14 05:00)

【仙台】アスター(秋田県横手市、本郷武延社長、0182・24・1377)は住友精化などと共同で小型で従来比1・7倍程度の300度Cまで耐えられるコイルを開発した。耐熱性が高いため体積400ccのステーター(固定子)に300アンぺアの大電流を流し込める。航空機や自動車のパワーデバイスに応用できる。2019年度に量産化し、20年度に売上高17億―20億円を目指す。

同コイルはアスターが開発した「アスターコイル」に、住友精化が産業技術総合研究所東北センターと共同開発した粘土質の無機質剤「タフクレースト」の電着被膜を組み合わせて耐熱性を持たせた。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のプログラムで生まれた成果を組み合わせた。

開発で連携したIHIの実験によると、同社の航空機用モーターと比較した場合、最大出力での連続作動時間は自然空冷条件で、従来比3・5倍以上の850秒以上を確認した。出力密度は容積1リットル当たり24キロワットと同社従来比2倍程度を達成した。

アスターコイルは金属同士を接合させる独自の締結技術により、段階的に太くなるモーターコアの形状に沿った形で成形する製品。モーター内部に占めるコイルの占積率が、通常の5割程度から9割以上となり出力が大幅に上昇する。

想定される用途の一つは、モーターの小型・軽量化需要の高い航空機エンジンのアクチュエーター。油圧式などが一般的だがモーター駆動にする研究が進んでいる。高温下での使用が考えられる部位での導入も期待される。

(2017/11/14 05:00)

総合1のニュース一覧

おすすめコンテンツ

デジタルファースト・ソサエティ
価値を共創するプラットフォーム・エコシステム

デジタルファースト・ソサエティ 価値を共創するプラットフォーム・エコシステム

わかる!使える!工程管理入門
<基礎知識><準備・段取り><実践活動>

わかる!使える!工程管理入門 <基礎知識><準備・段取り><実践活動>

異物不良「ゼロ」徹底対策ガイド
一般エリアからクリーンルームまで即効果が出る

異物不良「ゼロ」徹底対策ガイド 一般エリアからクリーンルームまで即効果が出る

今日からモノ知りシリーズ 
トコトンやさしいシリコーンの本

今日からモノ知りシリーズ トコトンやさしいシリコーンの本

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

金属加工シリーズ フライス加工の基礎 上巻

金属加工シリーズ フライス加工の基礎 上巻

JOINT MEDIA→ JOINT MEDIAとは

PR

ご存知ですか?記事のご利用について

カレンダーから探す

閲覧ランキング
  • 今日
  • 今週

ソーシャルメディア

日刊工業新聞社トピックス

セミナースケジュール

イベントスケジュール

もっと見る

PR

おすすめの本・雑誌・DVD

ニュースイッチ

企業リリース Powered by PR TIMES

大規模自然災害時の臨時ID発行はこちら

日刊工業新聞社関連サイト・サービス

マイクリップ機能は会員限定サービスです。

有料購読会員は最大300件、無料登録会員は最大30件の記事を保存することができます。

会員登録/ログイン

このサイトでは、アクセス状況の把握や広告配信などのためにクッキー(Cookie)を使用してしています。このバナーを閉じるか閲覧を継続した場合、クッキーの使用に同意したこととさせていただきます。なお、クッキーの設定や使用の詳細についてはプライバシーポリシーページをご覧ください。

閉じる