アイエイアイ、電動アクチュエーター増産 静岡新工場の規模2.5倍

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  受注増が期待される「エレシリンダー」細小型タイプ

【静岡】アイエイアイ（静岡市清水区、石田徹社長、０５４・３６４・５３０１）は、主力の電動アクチュエーターの増産に向け、静岡市で計画する新工場建設への追加投資を決めた。２０２４年まで段階的に工場を拡張し、総投資額は８０億円を投じる当初計画から約２００億円に上積みする。生産能力は金額ベースで、現在の２・６倍の年間８００億円に拡大する。国内を中心とする自動化投資に伴う需要増に対応し、供給体制を強化して攻勢をかける。

自動化機器の駆動源に利用される電動アクチュエーターはスマートフォンの製造向けなどの需要が好調。現在は本社工場、富士宮工場（静岡県富士宮市）ともフル稼働している。

新工場は敷地１１万５８６３平方メートルに第１期として、延べ床面積１万２０３６平方メートルの建屋を建設する。稼働は当初から半年程度前倒しの１９年秋の予定。さらに２１年に第２期、２４年...