天馬、ベトナムに新工場 ２輪向け外装部品、生産能力２割増強

天馬はベトナムに２輪車向けのバンパーやホイールキャップなど合成樹脂製外装部品を生産する新工場を建設する。投資額は約２５億円。ベトナム・ハノイ市のノイバイ工業団地内に２０１８年１０月に完成。現在稼働しているハノイ工場から新工場へ設備を移管し、１９年６月をめどに稼働する計画。現行より射出成形機１１台を増設し、生産能力を２割増強する。生産拡張によりベトナム事業の拡大につなげる。

新工場は現地子会社の「テンマ・ベトナム」が運営する。敷地面積は４万４８８８平方メートル、建屋面積は２万３２２６平方メートルの１階建て。

天馬は家庭用品や自動車部品、ＯＡ機器部品などの樹脂成形メーカー。ベトナムでは２輪車や家電製品の生産販売が伸びており、合成樹脂製関連部品の需要が広がっている。こうした需要拡大を受け、新工場の建設を決めた。

天馬はベトナムのホーチミンとハノイに工場を持つ。ハノイで２輪車向けの合成樹脂製...