[ 自動車・輸送機 ]

スピーカー振動板、CFRTPで軽量化−アルパインが開発

(2017/11/28 05:00)

アルパインは熱可塑炭素繊維樹脂(CFRTP)を採用したスピーカーの振動板を開発した。ポリプロピレン(PP)など一般的な樹脂を使った振動板と比べて軽量化したほか、耐熱性を40度C程度高めた。高温環境下への設置が可能になる。2018年から車載機器やカーオーディオなどに順次採用する。

CFRTPは軽量で熱に強い上、多様な形状に加工しやすい特徴を持ち、航空機や自動車部品向けで開発が進んでいる。アルパインはこうした特性に着目しスピーカーの振動板への採用に向け、2年前から開発を進めて設計や成形のノウハウを蓄積してきた。

CFRTPの振動板への採用はまだ珍しく、車載機器など製品の付加価値向上につなげる。

(2017/11/28 05:00)

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