関電社長、値下げに言及

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関西電力の岩根茂樹社長は２７日の定例会見で、大飯原子力発電所３・４号機の再稼働について福井県の西川一誠知事が同意を表明したことを受け、深く感謝しつつ「安全最優先で再稼働に全力で取り組んでいく」と述べた。今後は使用前検査を経て２０１７年度中の再稼働を目指す。３・４号機の再稼働で収益改善効果は１カ月約９０億円と試算。これを原資に電力値下げを実施する。

「（値下げは）本格運転の確認後にすみやかに実施する」（岩根社長）方針。３・４号機の再稼働後になると、値下げは４月にズレ込む公算が大きい。一方、西川知事の再稼働の判断材料だった使用済み燃料の中間貯蔵施設の計画地を１８年中に示す考え。福井県を除く関電の電力供給地域の自治体などに、約７０００回の訪問活動を続け理解を求めている。