キヤノン、３Ｄマシンビジョンセンサー拡充 ロボアーム搭載向け

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  ロボットアームなどに搭載できる３Ｄマシンビジョンシステム

キヤノンは、ロボットの眼となるセンサー類を拡充する。高精度に物体を認識する３次元（３Ｄ）マシンビジョンシステムの品ぞろえに、ロボットアームに搭載できる小型タイプを追加する。２０１８年内の販売を目指す。ロボット市場の拡大に合わせて拡販する。

都内で開催中の「２０１７国際ロボット展」に、小型３Ｄマシンビジョンシステム「ＦＶシリーズ」を参考出展した。重さは既存品が約６・５キログラムに対し、小型タイプは９５０グラムに軽量化した。また物体認識を高速化することで、ロボットの稼働を停止せずに部品を計測したり、移動する部品を計測したりできるようにした。

ロボットアームへの搭載に加え、コンベヤーや自動搬送機からの部品ピッキング・組み立てなどでの利用を見込む。既存品はバラ積み部品のピッキングに使用されている。

このほかオートフォーカス（ＡＦ）機能搭載の小型産業用カメラを開発し、デンソーウェーブ（愛知県阿久比町）に納入する。デンソーウェーブの協働ロボットに採用される見通し。ロボットの作動環境が変わっても高精度に対象を認識する。カメラ単体の販売は未定。