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METI Journal×日刊工業新聞/フィンテック(4)

(2017/12/1 05:00)

  • フィノラボ会員にはフィンテックベンチャーのほかに大企業も

【規模は小さいが、成長力はずばぬけて高い】

ITと金融の融合領域で「フィンテックベンチャー」と呼ばれる新興企業が続々と登場している。事業規模は小さいが、成長力はずばぬけて高く、金融デジタル革新に新風を吹き込んでいる。金融機関らもこぞってフィンテックベンチャーとの連携に動きだし、仲間作りに奔走する。

フィンテック企業は家計簿アプリや少額決済サービスなどが先駆けとなり、個人向けに市場を拡大。株式投資のアドバイスや融資などへと用途が拡大する中で、企業向けでもユニークなサービスが相次いでいる。

【中小企業にも低金利の恩恵】

電子記録債権を活用した新たな資金調達手段を提供するのはTranzax(東京都港区)。中小企業が大手企業から受け取った売掛債権を電子記録債権化し、早期に現金化する。発注元の大手企業の信用力で、中小企業にも低金利の恩恵をもたらすことができる。

同社はトランザクション・ファイナンスと呼ぶ資金調達を提供するフィンテックベンチャー。小兵ながらも、中小企業金融のイノベーションの担い手として注目されている。

【当日の給与−その日のうちに】

従業員が、働いた実績に応じて「欲しいタイミング」で給与を受け取れる即払い給与サービスを提供するのはドレミング(福岡市中央区)。セブン銀行と提携した。同行が今秋から始めるリアルタイム振り込み機能を活用、サービスを拡大する。

従業員が当日働いた分の給与をその日のうちに受け取ることや、立替経費の即日精算が可能となる。働き方改革で雇用形態や勤務時間などが弾力化する中で、新しい給与払いを通じて多様なニーズに応える。

フィンテックベンチャー育成に向け、金融機関やITベンダーはもとより、さまざまな企業が動きだす。日本初のフィンテック拠点として活動するのは、東京・大手町の共同利用型施設「FINOLAB(フィノラボ)」だ。運営主体は電通、電通国際情報サービス、三菱地所。

今年2月にはリニューアルして拡大。フィンテックベンチャーのほか、みずほフィナンシャルグループをはじめ大手企業数社が会員企業として加盟する。みずほFGはフィノラボ内にラボ施設を設置して話題を呼んだ。

*続きはMETIJournalでお読み下さい

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(2017/12/1 05:00)

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