[ ICT ]

【電子版】「別の開発費に使用」PEZY・斉藤容疑者 助成金不正受給認める(更新)

(2017/12/7 20:00)

  • 海洋機構に設置されたスパコン「暁光」(エクサスケーラー提供)

 スーパーコンピューター開発会社「ペジーコンピューティング」による詐欺事件で、東京地検特捜部に逮捕された社長の斉藤元章容疑者(49)が調べに対し、「外注費を装って事業費用を水増しし、助成金を受け取った」と不正を認める供述をしていることが7日、関係者への取材で分かった。

 助成金について「新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)に採択された別の助成事業の開発資金に充てた」と話し、私的流用を否定していることも判明。一部は斉藤容疑者が関係する複数企業の増資に充てられた疑いもあり、特捜部が資金の流れを調べている。

 斉藤容疑者と元事業開発部長の鈴木大介容疑者(47)は2014年、NEDOが実施した助成事業で、研究開発に掛かった事業費用を水増しした報告書を提出。助成金約4億3100万円をだまし取った疑いが持たれている。

 関係者によると、鈴木容疑者は調べに対し、助成金の不正受給は「社長の指示だった」と供述し、容疑を認めているという。特捜部は、斉藤容疑者が不正を主導した疑いがあるとみている。

 NEDOによると、同社は10年以降、他に4件の事業で助成対象となった。うち2件で約7億円が既に支払われており、別の2件で約23億円が交付予定という。(時事)

助成金不正 “社長の指示” 元部長が容疑認める

 スーパーコンピューター開発会社「ペジーコンピューティング」による詐欺事件で、逮捕された元事業開発部長の鈴木大介容疑者(47)が東京地検特捜部の調べに対し、助成金の不正受給は「社長の指示だった」と供述し、容疑を認めていることが7日、関係者への取材で分かった。

 特捜部は、社長の斉藤元章容疑者(49)が不正を主導した疑いがあるとみて調べを進めている。

 一方、斉藤容疑者の弁護人は7日、取材に対し、認否について「言えない」と話した。

 斉藤容疑者らは2014年、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が実施した助成事業をめぐり、事業費用を水増しした報告書を提出し、助成金約4億3100万円をだまし取った疑いが持たれている。(時事)

(2017/12/7 20:00)

おすすめコンテンツ

電験三種 合格への厳選100問 第3版

電験三種 合格への厳選100問 第3版

シッカリ学べる!3DAモデルを使った「機械製図」の指示・活用方法

シッカリ学べる!3DAモデルを使った「機械製図」の指示・活用方法

技術士第一次試験「建設部門」受験必修キーワード700 第9版

技術士第一次試験「建設部門」受験必修キーワード700 第9版

モノづくり現場1年生の生産管理はじめてガイド

モノづくり現場1年生の生産管理はじめてガイド

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

Journagram→ Journagramとは

ご存知ですか?記事のご利用について

カレンダーから探す

閲覧ランキング
  • 今日
  • 今週

ソーシャルメディア

電子版からのお知らせ

日刊工業新聞社トピックス

セミナースケジュール

イベントスケジュール

もっと見る

PR

おすすめの本・雑誌・DVD

ニュースイッチ

企業リリース Powered by PR TIMES

大規模自然災害時の臨時ID発行はこちら

日刊工業新聞社関連サイト・サービス

マイクリップ機能は会員限定サービスです。

有料購読会員は最大300件の記事を保存することができます。

ログイン