【電子版】欧州各地、大雪で交通機関に影響 独300便超欠航

• 

  ドイツ西部のデュッセルドルフ空港で、機体に付着した雪の除去作業を受ける航空機（10日、AFP＝時事）

　【ロンドンAFP＝時事】ドイツや英国など欧州各地で10日、4年ぶりとなる大雪が降り、鉄道や航空便など交通機関に大きな影響を及ぼした。

　ドイツ・フランクフルト空港では積雪の影響を受けて同日午後までに約330便が欠航となったほか、西部のノルトライン・ウェストファーレン州では、デュッセルドルフ空港が4時間閉鎖され、各地でも鉄道の遅延や運行停止が相次いだ。

　英中部バーミンガムの空港は通常の12月には毎日200便が運航するが、10日朝はすべてキャンセル。ロンドンのルートン空港も2時間にわたり滑走路が使えなくなった。被害の大きかったウェールズなどの警察は「不要不急の外出を控えるよう」住民に呼び掛けた。

　このほか、仏北部カレーでは強い風の影響で300人以上を乗せた英ドーバー行きの船が座礁。乗客らは数時間後に救助された。（時事）