ヒットリサーチ、３Ｄ造形向け高耐熱ホットエンド開発

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  角型（左）と丸型のホットエンド。マルチノズルは角型を想定

【京都】ヒットリサーチ（京都市下京区、谷口秀夫社長、０７５・３１５・０５１７）は、３Ｄプリンター向け高温対応ホットエンドを開発し、サンプル出荷を始めた。ホットエンドは材料を溶かして射出する部品で、熱溶解積層法（ＦＤＭ法）と呼ぶ造形方式に対応する。開発品は５００度Ｃの高温対応、迅速昇温、低消費電力などが特徴。耐熱温度が高い、ＰＥＥＫ材などのスーパーエンプラ成形もできる。

来春に市場投入する予定で、価格は今後詰める。構造の工夫でヘッドを小型化し、加熱効率を高めた。単体での使用に加え、マルチノズル化も視野に入れる。ヘッド温度は個別調整が可能で、融点の異なる材料にも対応できる。樹脂の造形スピードを高めるとともに、ヘッド内の樹脂溶融状態制御が開発の狙い。