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【電子版】NASA、太陽系と似た惑星系を発見 観測データをGoogleのAIで分析(動画)

(2017/12/16 07:00)

source:NASA / Wendy StenzelGoogleのAI分析で8番目の惑星「ケプラー90i」が発見された(source:NASA / Wendy Stenzel)

地球から2545光年、恒星「ケプラー90」

 【ワシントン時事】米航空宇宙局(NASA)は14日、太陽系と同様に、恒星の周りを8個の惑星が公転する惑星系を初めて確認したと発表した。恒星1個の周りを公転する惑星の数としては、これまで確認された中で太陽系や今回の惑星系の8個が最多。9個以上回っている可能性もあるという。

 この恒星は「ケプラー90」と呼ばれ、地球から2545光年離れている。ケプラー宇宙望遠鏡で観測されたデータの最近の分析で、8番目の惑星まで確認された。

 惑星の周回軌道は太陽系より恒星にかなり近い。表面温度は数百度の高温と考えられ、生命が存在する可能性は低いとみられる。分析に携わった天文学者は「ケプラー90惑星系は、われわれの太陽系のミニバージョンのようだ」と話している。

 NASAによれば、惑星の数が少なくとも1個の惑星系は2000例以上確認されているが、惑星数が増えるほど発見例は少なくなる。5個では19例、6個は6例、7個は1例にとどまる。

 今回の発見では、グーグルの人工知能(AI)を使って分析した。AIを使った調査は、従来の分析手法では見落としがちなデータも確認できるため、新たな発見が期待されている。

Artificial Intelligence and NASA Data Used to Discover Eighth Planet Circling Distant Star

(NASA's Ames Research Center)

(2017/12/16 07:00)

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