日本郵便など、福島・南相馬で配送ロボ実証−拠点間受け渡し

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  実験コースを走行する配送用ロボット

【福島】日本郵便は、福島県南相馬市のスポーツセンターで陸上を自律走行する配送用ロボットによる無人配送の実証実験を行った。ローソンや東北日立、ＺＭＰ、南相馬市が社会実装に向けた検証やロボット、実験場所の提供などで協力した。日本郵便が配送ロボットを使った実験を行うのは初めて。

グラウンドに沿った実験コースに仮想の郵便局とローソン店舗、２カ所の個人宅の拠点を設け、ロボットに積み込んだ郵便物や商品を拠点間で受け渡しする実験を行った。日本郵便の小池信也郵便・物流事業企画部長は「想定した実験結果が得られた。今後も実証実験を重ねて改善を進め実用化につなげていく」と語った。

南相馬市は「福島ロボットテストフィールド」を核に「ロボットのまち南相馬」として実験場所を提供するなどロボット産業の推進に取り組んでいる。