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[ 化学・金属・繊維 ]
(2018/1/4 05:00)
電気自動車(EV)時代の到来は素材業界に新たなビジネスチャンスをもたらす。リチウムイオン二次電池(LIB)用部材は当然ながら、軽量化や制音化につながる材料への関心も高い。日産自動車が2010年末に「リーフ」を発売して以来幾度となく“EV元年”という言葉が浮かんでは消えた。しかし、日米欧自動車大手の積極姿勢を見ると、今回こそは本当のEV時代がやって来るかもしれない。(鈴木岳志、斉藤陽一、堀田創平、小野里裕一)
【普及、各社に追い風】
軽量化は自動車メーカーが抱える永遠の課題だが、重たい電池を載せるEVの軽量化ニーズはとりわけ大きい。金属代替として樹脂化の流れは進むが、高い単価を補うさらなる付加価値が必要だ。
住友化学が売り出し中のスーパーエンジニアリングプラスチックの液晶ポリマー(LCP)は耐熱性などに加えて制音性が特徴だ。機能樹脂事業部の原田博史エンジニアリングプラスチックス部長...
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(2018/1/4 05:00)
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