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2017年十大新製品賞、増田賞にファナックなど−本社選定

(2018/1/30 05:00)

  • 増田賞を受賞する稲葉ファナック会長兼CEO(右)

日刊工業新聞社は29日、東京・大手町の経団連会館で本社選定「2017年第60回十大新製品賞」の贈賞式を開いた。来賓を代表し、文部科学省の伊藤洋一文部科学審議官は「いずれも高い科学技術力に裏打ちされた製品であり、経済社会の発展に大きく貢献する」とあいさつした。

経済産業省の佐藤文一大臣官房審議官は「最先端の技術を駆使した革新的な製品であり、大きな成果を上げられた関係者に敬意を表したい」と各社をたたえた。

受賞企業を代表して特に優れた製品に贈る「増田賞」を受賞したファナックの稲葉善治会長兼最高経営責任者(CEO)は「誠に光栄であり、関係者は開発の苦労も忘れ、喜びに浸っている」と笑顔で語った。

第60回十大新製品賞・喜びの声-日本の製造業強化へ努力

  • パーティー会場で歓談する受賞者ら

第60回十大新製品賞の受賞パーティーが29日、都内で開かれた。受賞者を代表して花木義麿オークマ社長が「これからも世界のモノづくり、日本の製造業の強化に向けて努力を続ける」とあいさつ。シンク・ラボラトリー(千葉県柏市)の重田龍男社長も「(受賞は)応援歌のようなもので、世の中に役立つよう頑張りたい」と述べた。乾杯の音頭をFA財団(東京都港区)の松野建一理事長がとり、「日本を追いかける国があっても、さらにその先を目指してほしい」と語った。

【ファナック・稲葉善治会長/一層の弾み】

大変感激している。開発したメンバーには一層の弾みがつき、ますます「フィールド・システム」のレベルアップに全力を尽くしてくれると思う。

【イシダ・千木良忠上席執行役員/世の中変える】

産業用ロボットで搬送する際にワークを計量できる当社のシステムは、大きく世の中を変える仕組みだと思ってており、受賞は励みになる。

【NEC・木下学副社長/意義深い受賞】

人工知能(AI)などのエンジンとなる強いハードウエアでの受賞は意義深い。社員にとっても誇りだ。昨年受賞したAIソフト群とセットで頑張る。

【オークマ・花木義麿社長/大変な栄誉】

スマートファクトリーの核になるスマートマシンだ。自動車の量産部品を加工し、機械内で搬送する。受賞は大変な栄誉で、技術者の励みになる。

【川崎重工業・直井秀明船舶海洋カンパニー技術本部長/独自性を追求】

歴史ある賞を受賞し大変光栄。多様な顧客の要望に応える独自性や革新性を追求し、地球環境の未来に貢献していく。

【シャープ・野村勝明副社長執行役員/8K普及拡大】

栄えある賞を賜り、誠にありがたい。民生用に留まらず“8K技術”をあらゆる分野に普及拡大させ、社会に貢献していきたい。

【ダイヘン・森本慶樹取締役常務執行役員/販売でも努力】

溶接というニッチな分野で受賞でき、大変感激している。これを機に販売面でも努力するほか、新製品開発の励みにしたい。

【日立製作所・渡部真也執行役常務/世界をけん引】

開発までの15年、山あり谷ありある中で花開いた。再生医療は研究から実用化に移る転換期。世界をけん引するため貢献していきたい。

【富士通・田中達也社長/中小を支援】

「つながるサービス」で中小製造業を支援し、日本のモノづくりを支えたいという思いを具現化した。これを起点に、業種を超えた取り組みに広げたい。

【牧野フライス製作所・小池伸二取締役/気持ち新たに】

お客さま、他社、業界外の方にまで製品を知っていただくいい機会になった。より良い製品をつくろうという気持ちを新たにした。

【ヤマザキマザック・山本亨上席執行役員/初の金型向け】

高精度の加工を高速で行う機械の開発に力を入れてきた。当社として初めて開発した金型向け専用機で受賞でき、大変うれしい。

【クボタ・岡本宗治執行役員/大きな励みに】

開発プロジェクトに加わった電子、ソフト、安全対策など幅広い分野の技術者の大きな励みになった。農業の人手不足問題に貢献していきたい。

【レーザーテック・楠瀬治彦副社長/受注も好調】

超高真空下での極端紫外線(EUV)マスクブランクス欠陥の検査装置開発は初めて。受注も順調だ。エンジニアの技術力に感謝したい。

【オルガノ・内倉昌樹取締役兼専務執行役員/シリーズ展開】

卓上型で半導体プロセスと同じハイエンドの超純水製造を実現した。ニーズに応えてシリーズ展開を進めていく。

【シンフォニアテクノロジー・武藤昌三会長/拡販が重要】

新しいことに挑戦する中、受賞できたことは大変うれしい。技術には高評価を得ている。今後、拡販していくことが重要だ。

【パナソニック・藤井英治執行役員/眠気も検知】

単なるセンサーではなく、個人差がある冷温感をセンシングするイノベーション。眠気も検知でき、自動運転時代の必須技術になるだろう。

【シンク・ラボラトリー・重田龍男社長/海外でも拡販】

大企業の協力で製品開発できることを示せた。食品パッケージなどを小ロット多品種で印刷できる点を生かし、海外でも拡販したい。

(2018/1/30 05:00)

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