愛知県など、春日井市で「レベル４」自動運転 右折合流・信号認識を実証

• 

  春日井市で開いた「レベル４」の自動運転の実証実験

【名古屋】愛知県は５日、愛知県春日井市の一般公道で遠隔監視型の自動運転車の実証実験を実施した。アイサンテクノロジーやティアフォー（名古屋市中村区）などが主体となり、運転席が無人の「レベル４」の自動運転を実証する取り組みで、２０１７年１２月の幸田町での実証実験に次ぐもの。今回は全国初となる右折での合流のほか、駐車場での一般市民の試乗モニター調査も実施した。

自動運転車は春日井市保健センターから片道約１キロメートルの住宅地を時速１５キロメートル以下で走行した。前回は信号認識をしない左折走行のみだったが、今回は同センターから公道への合流で右折し、信号認識による左折も全国で初めて実施した。試乗した愛知県の大村秀章知事は「今は遠隔で１台を自動運転しているが、１８年度は複数台にチャレンジしたい」と意欲を述べた。