[ 科学技術・大学 ]

早大など、加熱・冷却で尺取り虫のように動く「ロボ結晶」開発(動画あり)

(2018/2/9 05:00)

(早稲田大学提供)
  • キラルアゾベンゼン結晶の尺取り虫運動(早大提供)

早稲田大学の小島秀子客員教授と朝日透教授、東京工業大学の植草秀裕准教授らは、加熱と冷却を繰り返すと尺取り虫のように動く「ロボット結晶」を開発した。キラルアゾベンゼンの結晶をホットプレート上で加熱すると、145度Cで結晶が相転移して体積が縮む。細い板状の結晶の場合、下側の加熱面が縮んで「へ」の字に持ち上がり、冷やすと「一」の字に伸び元に戻る。

移動速度は1時間で3ミリメートル。「へ」の字になった際にバランスを崩して横に転がると秒速15ミリメートルで動ける。研究チームはそれぞれロボット結晶の「歩行」と「走行」と表現する。今後、より低い温度で変形する材料を開発していく。

(2018/2/9 05:00)

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