[ 機械 ]

住友電工、超硬工具 13年ぶり値上げ 4月から10―15%

(2018/2/14 05:00)

住友電気工業は4月1日から国内向け超硬工具を10―15%値上げする。超硬工具の完成品値上げは13年ぶり。原材料のタングステンやコバルトの価格高騰を、製造・管理業務の合理化などで吸収しきれなくなった。原材料高騰は業界共通の課題だ。競合他社では7年前の価格高騰時に値上げを実施した企業もある。このため、現段階では静観する向きもあるが、業界大手の住友電工が値上げに踏み切ることで、他社が追随する可能性もある。

住友電工は13日に工具商社など、顧客向け説明会を開いた。値上げは4月1日受注分から適用する。対象は工具製品数の約7割を占める超硬工具や丸棒などの合金素材。

値上げ幅は刃先交換インサートやドリル、エンドミルといった切削工具、部品などが10%。特殊切削工具、金型、耐磨工具が10―15%、合金素材が15%以上。売上高の5割以上を占める海外向けも、各地域の状況に応じて値上げを検討していく。

超硬...

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(2018/2/14 05:00)

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