[ 金融・商況 ]

【電子版】東京市場、円上昇 一時106円台後半 1年3カ月ぶり

(2018/2/14 14:00)

上田ハーロー外貨保証金事業部の山内俊哉マーケット企画部長は、「107円を抜けてしまうと止まりにくい」と指摘する(ブルームバーグ)上田ハーロー外貨保証金事業部の山内俊哉マーケット企画部長は、「107円を抜けてしまうと止まりにくい」と指摘する(ブルームバーグ)

105円台視野も

 東京外国為替市場のドル・円相場は一時1年3カ月ぶりに1ドル=107円台を割り込んだ。午後に入り日本株が一段安となったのに伴い、リスク回避に伴う円買いが強まった。

 ドル・円相場は午後1時53分現在、前日比0.7%安の107円08銭。午前10時の仲値にかけて107円90銭まで強含んだ後、日本株の下落に連れて水準を切り下げ、正午頃に昨年9月安値(107円32銭)を下回った。107円ちょうど付近でいったん売り買いが交錯したが、正午過ぎに107円台を割り込むと一時106円84銭と2016年11月以来の安値を付けた。

 大和証券投資情報部の石月幸雄シニア為替ストラテジストは、ドル・円はチャートが崩れてしまった状況で、日本株安との相乗効果により円高進行が「かなりスピードアップしていく可能性はないことはない」と指摘。「雰囲気的には次は105円台辺りを覚悟しておかないといけない」と話す。

 前日の米国株の上昇を受けて、日経平均株価は反発して始まったが、その後下落に転じ、午後には一時300円近くまで下げ幅を拡大し、昨年10月以来の安値を付けている。

 円は前日に続き主要10通貨全てに対して上昇。一方、米長期金利の低下を背景にドルは全面安となっている。

 CIBC証券金融商品部の春木康部長は、この日米国で発表される物価指標が強ければ「米金利上昇・米株安となりそうで、ドル・円は売られる可能性が大きい」と指摘。「基本的に107円32銭割れなら105円までの下落が視界に入るが、目先は2016年以降のレンジの61.8%戻しの106円52銭もチャートポイントとして意識されそう」とみる。

 ブルームバーグ調査によると、1月の米消費者物価指数(CPI)は前月比0.3%上昇が見込まれている。昨年12月は同0.2%上昇だった。また、1月の米小売売上高は前月比0.2%増と12月の0.4%増から伸びが鈍化すると予想されている。

 ユーロ・円相場は1ユーロ=133円台前半から一時0.6%安の132円36銭までユーロ安・円高が進行。一方、ユーロ・ドル相場は1ユーロ=1.23ドル台半ばから一時0.3%高の1.2392ドルと、今月7日以来の水準までユーロ高・ドル安が進んでいる。(ブルームバーグ)

(2018/2/14 14:00)

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